遺産分割の「円満」と「争相続」

弊社の担当者が現場で経験し思うところを記載します。
皆様の参考になれば、幸いです。

 1. 円満事例
(1) 家を継ぐ子が同居し親の面倒を見ている。
(2) 兄弟姉妹の関係が良好。
(3) 財産についての隠し事が無い。
(4) 生前から、相続時についての話し合いができている。
(5)「共同相続人」各人の生活が安定している。
(6) 事前に「相続財産」と「相続税額」について把握している。
(7) 後継者以外の相続人にある程度の配慮がなされている。
 2. 紛争事例
(1) 親の子に対する差別から、親の死後、後継者へ不満続出。
(2)「全部自分のものだ」後継者の甘えから、他の相続人が法定分を主張。
(3)「あいつはいらないだろう」と決め付けて、分割協議を全員で進めなかった。
(4) 前の配偶者との間の子供が、相続人にいる。
(5) 子が先に死亡していて、孫が相続人だが、現在付き合いが無い。


円満に分割協議が進められれば良いのですが、人の感情は一度縺れると・・・。
争いごとの相手が家族だと一層・・・。

自分の死後、「争相続」が予見されるのであれば、家族でよく話し合いましょう。
必要ならば、「公正証書遺言」を作成することが、「争相続」を避ける有効な手立てになります。



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